車社会の風景 その四 運転のマナーとサンキューホーン

始めて韓国第三の都市大邱に行ったときです。大学の先生が車で駅まで迎えにきてくださいました。市内に入ると大渋滞です。驚いたことに、その先生はクラクションを鳴らし、「そこどきなさいよ」、と叫ぶのです。バンパーは傷だらけです。バンパーは車体を保護する緩衝装置ですから、傷つくのも当然です。以前の車のバンパーには、ゴムやぎざぎざがついていました。

私は運転するのはあまり好きでも得意でもありません。高速道路では大抵は法定速度プラス15キロ程度で走ります。姪を乗せて運転するとき、彼女は「もっとスピードをだしなさい!」と余計な注意をしてくれます。私の信条として車間距離もたっぷりとるので、すぐ割り込まれます。割り込んでもお互いに目的地に到着するのは同じ時刻だろうと思うのですが、、、、

左折しようとする車に進入を譲ると、大抵は短くピッとサンキューホーンを鳴らすのが日本の運転手。私の意見ですが、無理にお礼はしなくて良いと思います。夜間や雨の日は、サンキューハザードくらいでOK。それも一瞬です。長々すれば、周りにも迷惑になります。自分から親切にしておいて「譲るけど、挨拶せーよっ」とむっとするのも変です。

アメリカではサンキューホーンはなしです。警笛の目的外使用を禁じているからです。サンキューハザードもなしです。

車社会の風景 その三 自転車天国

最近、駅前などにレンタル自転車置き場を見かけるようになりました。近くにある川越市自転車シェアリングもそうです。最初の40分はただ、一日借りても200円です。

自転車は大変普及していますが、自転車のための道路が誠に貧弱なのが日本です。そのためにどうしても歩道を自転車で通ることになります。さすがにサイクリングをする人は車道を走っていますが、子供の送迎で忙しい母親は歩道を走っています。歩行者もうかうかできません。スマホを操作する歩行者にも困惑します。

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長く住んでいたウィスコンシン(Wisconsin) の州都マディソン(Madison) のメインストリートに内側から歩道、バスレーン、自転車レーン、自動車レーン、そして反対側に自動車レーン、自転車レーン、バスレーン、歩道となっています。娘婿も毎日ヘルメットを被り片道40分の自転車通勤をしています。自転車専用道路が完備しているからです。

オランダのアムステルダム(Amsterdam) に行ったときに、雨の中をペダルをこぐ人が多いのに驚きました。ダウンタウンでの夕食で友人家族も招待しました。彼らは雨の中を自転車でやってきました。海洋性のため、夏は暑すぎず、冬は寒すぎることがない国です。坂がないので自転車は楽です。山もないので天気予報が難しいいわれます。雨が多く運河の発達した国柄、自転車専用レーンの完備は自転車の普及をこうまで広げているのかと感心したものです。

車社会の風景 その二 バスとタクシーの利用

後期高齢者に運転免許状の返納が推奨されています。高齢者の運転事故の件数が増えているからだといわれます。事故の増加は当たり前です。高齢者人口が増えているからです。正しくは、高齢者による事故の割合は以前と変わらないというべきです。単に母数が増えたのです。

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免許状の返納は悪くはないとしても、都会や田舎で車を必要とするのは高齢者です。そうした人々の足を確保することと並行して、返納を呼びかけるべきです。都内を歩くと公共のミニバスが目だちます。値段も通常のバスと変わらないとか、好きなところで乗降できるのもあるそうです。

多くの自治体は、障害者手帳によって福祉タクシー券発行しています。年間28,800円位です。電車共通カードやタクシー利用券を70歳以上の人々に発行する自治体もあります。東京都は、交通機関のうち東京都の区域内の停留所や駅相互間に限り、電車やバスを利用できるシルバーパスを貰えます。納税者の場合は20,510円となっています。頻繁に電車やバスを利用する人には便利でしょうが、、

こうした公共交通機関を利用できる高齢者は、まだまだ足腰がしっかりしているということです。日頃から足腰を鍛えておかないと買い物も余暇も楽しむことができません。車ばかり利用しているとどうしてもバスや電車を使うことは億劫になりがちです。高齢者を問わず、若い人も車の利用は控えめにして、歩いたり自転車に乗って健康の増進をはかることが大事です。

車社会の風景 その一 雪道とライト

しばらく、日常のどこにでもある話題を考えることにします。車と生活のことです。先日の日本海側の大雪のニュースを見ながら思ったことです。しとしと降る雪の中をヘッドライトを点灯しない車が結構走っていました。スモールランプだけをつけているのもあります。雨降りや夕方の道路でもライトをつけないドライバーも結構います。こうした光景は欧米では珍しいことです。

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夕暮れ時はもちろん、トンネルを走る時などにはヘッドライトは義務づけられています。スモールランプは、車幅灯、クリアランスランプとも呼ばれ、停車中に自分の車の存在を周りに知らせるために使用するライトです。多くのドライバーは走行中に周りが薄暗くなった時にスモールランプを使うと思っている多いようです。そうではないのです。暗くなり始めたときはヘッドライトを使うのがよいのです。

アメリカの路上で気がつくことに、昼間点灯して走るのを見受けることでます。夕方となるとほぼ全部の車が点灯しています。私の住む八王子市内を点灯して走るとライトの消し忘れと思われて、「点いてるよ」、という「点灯助言」がされます。常時点灯は「おもいやりライト運動」の一環ともいわれますが、私は自分を守るためにも点灯運転を心掛けています。オートバイは既に常時点灯なのは自分の安全のためです。「みられるための光」です。

常時点灯したからといって、バッテリーの寿命が極端に短くなるわけでもありませんし、ライトバルブを頻繁に交換しなければならないわけでもありません。自動車教習所や運転免許試験場、警察はドライバーに早めのヘッドライト点灯を指導すべきです。