心に残る名曲  その百二十六 ラロ 「スペイン交響曲」

ラロ(Victor Antoine Édouard Lalo)は1823年生まれ。フランス人作曲家なのですが、もともとはスペインのバスク(Euskara)の家系であったようです。ラロの作品を聴くと随所にスペイン的な主題が使われていることが分かります。ラロはヴァイオリンおよびヴィオラ奏者でもありました。

 ラロが1874年に作ったヴァイオリン協奏曲第2番にあたる「スペイン交響曲」(Symphonie espagnole)ニ短調は特に有名です。今日では全曲が上演されることなくなりましたが、その序曲はフランス歌劇の序曲集といった盤などにも収められているといわれます。「スペイン交響曲」は彼の代表作と見なされています。

この曲は交響曲といわれていますが、ヴァイオリン独奏と管弦楽のために作曲されたので、交響的協奏曲とも呼ばれます。フランスにおけるスペイン趣味の流行の前触れを告げた作品といわれるほど、スペイン舞踏の旋律とリズムが横溢しています。

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