留学を考える その45 ノースダコタ州—Peace Garden State

ノースダコタ州(North Dakota)は合衆国中西部の最北部、グレートプレーンズ(Great Plains)にあります。州の北側はカナダ国境であり、サスカチュワン州(Saskatchewan)およびマニトバ州(Manitoba)に接しています。西側はモンタナ州(Montana)に、東側はミネソタ州(Minnesota)との州境にレッド川( Red River)が流れ、南側はサウスダコタ州(South Dakota)と接する州です。州都はビスマーク市(Bismarck)。人口最大の都市はファーゴ市(Fargo)となっています。ノースダコタの名前は、スー族(Sioux)であるダコタ族(Dakota tribe)から由来しています。

最近の10年以上、全国平均よりも低い失業率、雇用数と人口の増大、および低い住宅空き家率など経済的な好調を持続してきた。これには州西部のバッケン・オイルシェール田(Bakken shale gas)の開発が大きく貢献しています。それに関連する技術やサービス産業の成長も好調な州経済に寄与しているようです。ノースダコタ州は、バッケン・オイルシェール田の採掘によって多くの雇用を生み出しています。すでにアラスカの石油の産出を上回り、テキサス州について第二位となっています。

興味ある話題としては、ノースダコタ州は人口比における教会数の多さでは全米一となっていることです。人口の35%がルーテル信者、30%がカトリック信者、メソジスト信者が7%などとなっています。ドイツや北欧からの移民が多いのです。ドイツ系が47%、ノールウエイ系が31%、アイリッシュが8%、スエーデン系が5%という配置になっています。

農業生産高では全米で菜種油(カノーラ油)は92%、カラシ油が62%、ひまわり油は53%、べに花油が18%を占めています。食用油の精製は一大産業となっています。

ikg2tkUc3ZQQ TraillCountyND NorthDakota