英語のあれこれ その8 Fighting Irish–Notre Dame

インディアナ州(Indiana)のサウスベンド(South Bend)にノートルデイム大学”University of Notre Dame”がある。名前からわかるようにカトリック系の大学である。そこのスポーツチームには”Fighting Irish”というニックネームがついている。

アメリでは、どの大学にもニックネームがついている。Fighting Irishとは少々過激な印象を受けるが、ノートルデイム大学の創立の歴史をみればなるほどと首肯したくなる。

南北戦争(Civil War)のとき、北軍(Union)に”Irish Brigade”という3,000名の兵士からなる旅団があった。この戦争の天王山といわれたゲティスバーグの戦い(Battle of Gettysburg)では、Irish Brigadeの500名が生き残ったという激戦であった。この旅団に従軍していた司祭がWilliam Corbyである。戦争の終結後、彼は第三代の大学総長としてその発展に貢献した。

Fighting Irishとは、アイリッシュの気概を示す。それは、”never-say-die fighting spirit”というのである。その精神とは勇気を示す”grit”、決断力をあらわる”determination”、そして辛抱強さを意味する”tenacity”。アイリッシュの心意気ということのようである。

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