青森県、特に津軽地方の方言の一つに「じょっぱり」があります。「頑固者」、「意地っ張り」、「強情っぱり」という意味です。語源としては、日本語の「情(じょう)」または「意地(いじ)」に、頑固であることを強調する「張る(っぱる)」が結びついたものです。「意地っ張り(いじっぱり)」や「強情っぱり(ごうじょうっぱり)」がななまって 「じょっぱり」 になったといわれます。
翻ってハングル( 한글)に「チョッパリ」(쪽발이)があります。ハングルで「片方、割れたもの」を意味する쪽(チョッ)と、「足」を意味する발(パル)に、人を表す接尾辞「이(イ)」が組み合わさった言葉です。直訳すると「蹄ひづめが2つに割れた足」という意味になります。

かつて、私たちが日常的に履いていたのが下駄や草履、足袋です。その足先が、親指と人差し指の間で2つに分かれている様子が、まるで豚や牛などのひづめが割れた動物の足のように見えたことから、朝鮮の人々が日本人を揶揄する言葉として生まれたとされています。
私は、小さい時から、母親に「じょっぱり」と呼ばれて育ちました。性格がそうだったのでしょう。母親も手こずったに違いありません。やがてハングルを学びながら、「じょっぱり」の意味や日本と韓国の歴史に触れることなります。これから暫く、ハングルにまつわるわる私の経験を綴っていくことにします。

コメントを残す