車社会の風景 その十二 長距離バスの運転手と仮眠 

「バス運転手が仮眠室で眠り込み乗客が8時間閉じ込められる」というニュースがありました。少し可笑しいなと思いました。なぜ乗客は8時間も黙っていたのかということです。恐らく彼らも眠りこけていたのだろうとは察しますが、、

報道によりますと1月21日早朝、広島県呉駅発、大阪駅行きの中国JRバスの乗客から、「運転手が戻ってこない」と110番通報があったというのです。警察官が福山市のサービスエリアに駆けつけ、運転手を探したところ、バスの下部にあるトランクルーム横の仮眠室で、38歳の男性運転手が寝ているところを発見したとのこと。

運転手は走行中に体調が悪くなり、会社には連絡しないまま眠り込んだというのですが、誰でも体調不良はあることです。こうした健康状態が不良のときの対応が不十分だったことがうかがえます。目覚まし時計をセットして仮眠するとか、乗客に説明して休憩させてもらうとか、会社に連絡して指示を待つとか、、、ただ、呉から大阪までの距離はさして長くはありません。運転手の体調管理か規律の緩みの問題だったのでしょう。