【話の泉ー笑い】その二十四 「精神分析スタンド」とアドバイス

ルーシーは時に「精神分析スタンド」(Pychiatric Help)という相談室を自作してカウンセラーとしての相談料をとるなど、ちゃっかりしたキャラクターです。アメリカの多くの子どもたちは夏休み中などで道路際でレモネードスタンド(lemonade stand) を立てます。このことをパロディ化したものなのです。ブースの正面には、「The Doctor is」と書かれたプラカードがあり、「In/Out」のプラカードが立っていて、ドクターが在席しているかを示します。彼女は5セント(約7円)で精神分析をしアドバイスしてくれるのです。たいていは心配性のチャーリー・ブラウンにアドバイスをするのですが、、、、。

Psychiatric Stand

ルーシーのアドバイスは、通り一遍の大衆心理や、陽気で明白な真実、時に洞察に満ちた調査など多岐にわたるので笑いを誘います。例えば、スヌーピーの治療中にルーシーが、子どもの頃、家族の中の他の「犬」とどのように関わっていたかを尋ねる場面があります。言うまでもなく、スヌーピーはこの質問を無視するので笑えます。外で寝るのが怖くなってしまったスヌーピーのために、チャーリー・ブラウンはルーシーに相談して精神分析スタンドで診てもらうことにします。夏の最中なので、立て札には相談料は割引きで4セントにします。無事にスヌーピーの不安は消えるのですが、チャーリー・ブラウンのもとには何と多額の請求書が送られてきて・・・。

The doctor has changed.

相談にやってきたライナスは、ルーシーのアドバイがわかりません。ルーシーは「理解できるような助言はきかないこと、、、全然役に立たないにきまっているから」と煙に巻くようなアドバイスをしたり、、「いつかは大人になって、誰の助けも借りずに、人生と向き合わなければならないのよ、、、」と深い名言をはいたりします。スヌーピーもそれに真似てか、「もし何かをやり遂げたいのなら自分でやるべきだよ!」とアドバイスをします。

ライナスが「新しい算数は難しすぎる、、」と相談にやってきます。ルーシーは「できるわよ、、時間がかかるだけなんだから、、」と励まします。スヌーピーは仲間にいいます。「口先ばかりの心のない言葉は、なんの役にも立たないよ」。そして草野球で負けても「昨日から学び、今日を生き、明日に期待すること」(Learn from yesterday, live today, and look forward to tomorrow) 。こうした会話が生まれるのは、ルーシーが作った「精神分析スタンド」のお陰なのでしょう。