「字通」は甲骨文から今日の常用漢字まで、漢字を体系化した漢和辞典です。読み物としても時間を忘れるほどのめり込みます。毎回、この辞書を利用してブログを綴っています。
「莞」は、「まるみをおびる」とか「にっこりと」という意味です。「莞」は「いぐさ」とか「むしろ」という意味もあると「字通」にあります。「爾」は、「しかり」「なんじ」などの意味もあります。もともと人の正面形の上半身と胸部に文様をいれた字で、あざやか、華やか、美しいという意味です。
さて、「莞爾」の意味は「にこりとした様子」のこと、悠然とほほえむこととあります。「莞爾たる面もち」「莞爾として死地に赴く」といった使い方です。従って「莞爾として笑う」という表現は、「馬から落ちて落馬した」と同じで、使い方として適当ではありません。
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