小さな村の小さな国際学校

今回の話題はアメリカの小さな村の学校ーショーウッドヒルズ小学校です。この学校は私の三人の子どもが卒業した学校で、ウィスコンシン州マディソン市の隣にあります。学校は閑静で高級な住宅街の一角にあります。理事会がこの村を運営しています。村税、警察、道路、公園、水道、清掃などの業務です。その隣にはウィスコンシン大学の外国人研究員住宅地域、そして大学院生の家族世帯が住む地域が広がります。

この学校のグランドはすべて芝です。40 以上の非英語圏の国々からきた子どもが大勢学んでいます。ですから地元の子どもは、いわば少数民族というわけです。この学校にはニックネームがついています。それは「小さな国際連合- Small UnitedNation」というのです。ほとんどの子どもの親は、研究者か大学院生です。ショーウッドヒルズの住民も、自分の子どもが異なる国々から来る子どもと学ぶのは、とてもよいことだと考えています。こんなに多様な国からくる子どもを指導する先生はさぞかし大変だろうと思いきや、スタッフは長年、子どもの指導に慣れています。当たり前のように子ども達を上手に扱っています。非英語圏の子どもに英語を教えるプログラムも優れています。

スタッフは、子どもの家庭が教育に対して熱心なことを知っています。誰も塾に通うような子はいません。勉強に遅れのある子には学校が対応するのです。そういえばマディソンの塾はきいたことがありません。保護者は子どもの担任の先生を選ぶことができます。校長に対して、「スミス先生に担任をお願いします」という具合です。大抵は希望どおりに先生をつけてくれます。私も、周りの人からスミス先生は指導に熱心なことを聞いていたので、三人の子ども全員が彼女から指導を受けることができました。私は貧しい大学院生だったので、長らく全員無料の給食券を貰いました。子ども中心に分け隔てなく扱うこの国の懐の深さに感じいったものです。