ナンバープレートを通してのアメリカの州  その二十一 サウスダコタ州–Great Faces, Great Places

サウスダコタ州(South Dakota)は、ラコタ(Lakota) とダコタ・スー族(Dakota Sioux American Indian)から名付けられたといわれます。スー族の領土であり儀式の聖地として崇められている地域があります。今や多くは国立公園となっています。州都はピーリー(Pierre)で州で最も大きな都市はスーフォールズ(Sioux Falls)となっています。サウスダコタ州は農業と畜産が主要な産業です。五大品目として牛、豚、トウモロコシ、大豆、そして小麦が有名です。

Map of South Dakota

州の南部にBlack Hillsという丘陵地帯があります。背丈の低い松で覆われています。スー族にとって最も聖なる地域とされています。この丘陵地帯にあるのがマウントラッシュモア(Mount Rushmore)で、多くの観光客がやってきます。山の岩盤に歴代4人の大統領の顔が彫られています。ジョージ・ワシントン(George Washington)、トマス・ジェファソン(Thomas Jefferson)、セオドア・ルーズベルト(Theodore Roosevelt)、アブラハム・リンカン(Abraham Lincoln)です。

Black Hills National Park

ローラ・インガルス(Laura Ingalls) という名前をきいたことがおありでしょうか。この州の代表的な小説家です。開拓地での幼少のときの生活経験が小説の舞台となっています。 彼女はウイスコンシン州で生まれ、幼年期に一家は中西部を頻繁に移動して開拓生活をおくります。やがて学校に通い、小学校の教師となります。その間、「インガルス一家の物語」を書きます。これがNBCで「大草原の小さな家」としてテレビ・シリーズ化され一躍日本に紹介されて好評を博しました。

私にとってのサウスダコタ州です。一度ここに住んでいたかっての宣教師とその家族を訪ねました。私が家族と始めてジョージア州に来たとき、この牧師さんから車を譲り受けた思い出もあります。この車でジョージアからウイスコンシンへ行き、そしてサウスダコタを訪ねました。果てしない大平原やトウモロコシ畑を一日中走りました。

アメリカ合衆国とニックネームの由来 その41 The Mount Rushmore State

サウス・ダコタ州(State of South Dakota)の州都はピエール(Pierre)。最大の都市は、スーフォールズ(Sioux Falls)です。「ダコタ(Dakota)」という名前はインディアン部族のダコタ族(スー族;Sioux))の言葉「ダコタ(仲間)」に由来します。サウス・ダコタ州のニックネームはいくつかあります。「The Mount Rushmore State」、「Great Sioux Nation」、「The Coyote State」、「The Sunshine State」というフレーズです。

州の中央部にミズリー川(Missouri River)が流れ、南西部にはブラックヒルズ(Black Hills)と呼ばれる低木の松に覆われた山脈があり、スー族の聖地となっています。ここには4人の大統領の顔のモニュメントで有名なラシュモア山国立記念公園(Mount Rushmore National Park)があります。ジョージ・ワシントン(George Washington)、 トマス・ジェファソン(Thomas Jefferson)、 セオドル・ルーズベルト(Theodore Roosevelt) 、 アブラハム・リンカン(Abraham Lincoln)の巨大な彫刻です。

1868年の第二次ララミー砦条約(Treaty of Fort Laramie)によって、サウス・ダコタ州西半分がグレートスー居留地(Great Sioux)としてスー族に認めらたという事実があったにも拘わらず、1874年にカスター(George Custer)将軍の連隊がこの山地に派遣されます。そして金を発見し、ゴールドラッシュが始まります。1876年にスー族はブラックヒルズ内の土地や鉱業権を渡すことを拒み、坑夫や開拓者が地域に入るのを止めたために戦いが起きます。これが「 Great Sioux War」です。

ブラックヒルズにあるホームステーク鉱山(Homestake Mine)を中心とする金の採掘は全米一となっています。ステップ気候で夏冬の差が大きいので「太陽の輝く州」とも呼ばれます。「コヨーテの州」というフレーズからは、かつて人跡稀であった西部の州という印象を与えているのがサウス・ダコタ州です。