ナンバープレートを通してのアメリカの州 その七 アリゾナ州–Grand Canyon State

アリゾナ州(Arizona)はニューメキシコ(New Mexico)、ユタ(Utah)、ネバダ(Nevada)、コロラド(Colorado)、カリフォルニア州(California)と隣接しています。さらに、南はメキシコと長い国境を有しています。今もナバホ(Navajo)、アパッチ(Apache)、ユマ(Yuma)などの部族の居留地が点在しています。サボテンや椰子など砂漠の風景で有名です。州の北部と中央部は松など常緑樹で覆われた高地でもあり、大渓谷(Grand Canyon)の大自然が広がります。地球の裂け目といわれる標高差1.6キロの谷底は観光客を魅了します。

州都はフェニックス(Pheonix)です。非常に暑い夏と温暖な冬として知られています。1990年6月に最高気温摂氏50度を記録したこともあるとか。大渓谷に代表される峡谷や砂漠など、自然の造形を楽しめ、合衆国でも際立って広大な自然に恵まれたエリアです。現在は、米国ハイテク産業の一大拠点となっています。

Sedona, Arizona

フェニックスから車で北に走ること2時間。セドーナ(Sedona)に着きます。青空を背にそびえ立つ不思議な形の赤い岩山、そこに立つ教会堂、その前を流れる渓流。数多くのハイキング・トレイル。赤い岩の山は鉄分を多く含んでいます。その独特の景観からセドナ一帯は「レッド・ロック・カントリー(Red Rock Country)」と呼ばれています。フェニックスに来たら必ず寄らなければならない所です。

Sedona, Arizona

ナンバープレートには「Grand Canyon State」とあります。最近のものには、「環境を護ろう」(Protect our environment)というフレーズも入っています。