車社会の風景 その二 バスとタクシーの利用

後期高齢者に運転免許状の返納が推奨されています。高齢者の運転事故の件数が増えているからだといわれます。事故の増加は当たり前です。高齢者人口が増えているからです。正しくは、高齢者による事故の割合は以前と変わらないというべきです。単に母数が増えたのです。

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免許状の返納は悪くはないとしても、都会や田舎で車を必要とするのは高齢者です。そうした人々の足を確保することと並行して、返納を呼びかけるべきです。都内を歩くと公共のミニバスが目だちます。値段も通常のバスと変わらないとか、好きなところで乗降できるのもあるそうです。

多くの自治体は、障害者手帳によって福祉タクシー券発行しています。年間28,800円位です。電車共通カードやタクシー利用券を70歳以上の人々に発行する自治体もあります。東京都は、交通機関のうち東京都の区域内の停留所や駅相互間に限り、電車やバスを利用できるシルバーパスを貰えます。納税者の場合は20,510円となっています。頻繁に電車やバスを利用する人には便利でしょうが、、

こうした公共交通機関を利用できる高齢者は、まだまだ足腰がしっかりしているということです。日頃から足腰を鍛えておかないと買い物も余暇も楽しむことができません。車ばかり利用しているとどうしてもバスや電車を使うことは億劫になりがちです。高齢者を問わず、若い人も車の利用は控えめにして、歩いたり自転車に乗って健康の増進をはかることが大事です。