【話の泉ー笑い】その十八 ピーナッツ(Peanuts)の漫画

今回からは漫画(cartoon)の世界の笑いを取り上げます。老若男女問わず、世界上で人気を維持しているのが「ピーナッツ(Peanuts)」というアメリカンコミック(Ameeican comic)です。主人公はチャーリー・ブラウン(Charlie Brown)という男の子。彼は他者への思いやりは人一倍強く、忠誠心が強く決断力があり、ちょっと気まぐれなところもあります。献身的な野球のマネージャーでもあり、あきらめるべきときでも、決してあきらめない頑固さも備えています。

Peanuts Gang

その飼い犬であるスヌーピー(Snoopy)は、今も人気は抜群です。ビーグル(beagle)犬のスヌーピーは、実は可愛いだけではなく、どこかゆる〜くのんびりと朗らかなイメージで周りを癒し、犬ながら深い名言をたくさん残しています。チャーリー・ブラウンは愛犬スヌーピーの世話に関してはとても責任感があります。彼は、もともと親切で忍耐強い性格で、自分の心を無にするかのように他人を助けるのが好きなのですが、自分自身はどうにもならないという性格です。

”空振り三振”

「ピーナッツ」は、チャールズ・シュルツ(Charles M. Schulz)が作・画を担当し、毎日曜日の独占形態となっていたコミックです。1950年から2000年まで連載され、その後も再放送されています。「ピーナッツ」は、コミック漫画の歴史の中で最も人気と影響力のある作品の一つであり、全部で17,897の4コマ(ストリップ)が掲載されています。というわけで「間違いなくチャールズ・シュルツという一人が語った最も長い物語」になっています。2000年にシュルツが亡くなった時点で、「ピーナッツ」は2,600以上の新聞に掲載され、75カ国で約3億5,500万人の読者を獲得し、21カ国語に翻訳されたという歴史があります。アメリカでは、4コマのギャグを標準的なものとして定着させました。

精神分析スタンド

「ピーナッツ」には大人は存在するものの、ほとんど登場しません。幼い子どもたちのコミュニティだけに焦点を当てています。主人公のチャーリー・ブラウンは、おっとりとして、繊細な性格を有していますが、自分にあまり自信がありません。凧を揚げることも、野球に勝つことも、いらいらしがちな友達のルーシー(Lucy)が持っているサッカーボールを蹴ることもできません。いつも最後の瞬間にドタキャンされるのです。ですがそのユーモアは心理的に複雑で、登場人物の相互作用や関係性によって描かれます。この漫画は、アニメーションや演劇で脚色され全世界で親しまれている作品です。