音楽の楽しみ その41 合唱曲の数々 Intermission  堀内敬三と「音楽の泉」

img_0-1 img_0 a121949年9月に始まった番組「音楽の泉」がまだ続いています。終戦間もないことです。これはラジオ番組です。NHKでは最長寿番組だそうです。ピアノのテーマ曲が番組の始めと終わりに流れてきます。

この懐かしい曲はシューベルト (Franz Schubert) の「楽興の時 第3番 ヘ短調 (Moments Musicaux NO 3 F Moll 」。F Mollとはヘ短調のことです。通常、クラシックの音楽番組は基本的にFMで放送されますが、今は数少ない中波からも流れてきます。この放送はもう無くなったと思いこんでいましたが、、、まだまだ健在なのです。

「音楽の泉」の初代の解説者は堀内敬三、二代目が村田武雄という音楽評論家でした。現在の解説者は立教大学名誉教授の皆川達夫氏です。「旧制高校時代に召集されながらも、古典文学を読み美術作品に触れたこと、戦後まもなくアメリカやヨーロッパに留学した経験が音楽知識の泉の根源となった」と述懐されています。

「楽興の時 第3番」は、なにかシューベルトが即興で作ったかのような、軽やかな曲です。左手の単調な伴奏に右手の主題が心地よく響きます。とても「ヘ短調」とは感じられません。今もラジオ第一で毎週日曜日午前8時5分から楽しめます。

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