ボストン(Boston)にあるローガン国際空港 (Logan International Airport) のあたりは住宅地です。ここからダウンタウンの高層ビルが湾の対岸に見えます。このあたりはChelseaという町です。チェルシーと呼びます。いい響きの町ですが、アパートが建ち並び、勤労者が住んでいます。その多くはヒスパニック系 (Hispanic) の住民です。ボストンの町中まで地下鉄で5分くらいの便利さです。
またまた私事ですが、長男はChelseaのアパートからケンブリッジ(Cambridge)にあるハーヴァード大学(Harvard University)に通っていました。嫁はChelseaの小学校一年の担任をしていました。これがGeorge F. Kelly Schoolです。彼女はウィスコンシン大学でスペイン文学の専攻でしたのでバイリンガルです。以前、チリ(Chile)の首都にあるサンティアゴ大学 (University of Santiago) にも留学したことがあります。今は教師をしながら児童文学分野で著作活動をしています。
学校のあたりは、中の下といった大分くたびれた町並みです。ですが学校の建物は真新しく周りと不調和です。学校のモットーは、「未来への架け橋 Bridge to Success」。教室に入ると授業はスペイン語で行われています。彼女のクラスはすべてヒスパニック系の子ども達です。メキシコやプエルトリコ、キューバなど中南米のスペイン語圏諸国からアメリカに渡ってきた移民の子孫というわけです。
午前中はすべてスペイン語で、そして午後は英語での授業です。午前中は、ヒスパニックの助手(Teacher Aid)がいて授業を助けています。クラスには、学習困難な子供も見かけます。助手は主にこうした子供もの勉強をみてやっています。44名の教員のうち10名が特別支援の教員となっています。そのほか、矯正体育、ソーシャルワーカー、言語治療士も常駐しています。教師陣の名前とEmailが公表されているのは、 George F. Kelly Schoolも例外ではありません。
メディアセンターの充実さはコンピュータの数や司書の存在で伺えます。Mac, PCの両方があります。生徒の学習として、Mac上の教材が整っているというのが我が国と違うところです。どのコンピュータもネットにつながっているのは言うまでもありません。個々の子どもにあった勉強では、コンピュータやネットワーク上の教材を使うことが必要だからです。今はiPadが普及しています。
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