e-iepとは?

本システム「e-iep」は平成19年度、文部科学省公募による「先導的教育情報化推進プログラム」で採択され、以降3年に渡り国内外の事例を検討した上で開発された特別支援教育向けの校務の支援ネットワーク上の共同システムです。具体的には、e-iepは「個別の指導計画」作りをお手伝いするネットワーク上のソフトウエアです。

個別の指導計画作りは時間のかかる作業です。通常は、次のような手順を経て作り成果が評価されます。

1) これまで指導を受けてきた成果の評価結果、指導計画、保護者を含めた関係者からの情報、診断結果な どを収集し新しい計画作りの基礎資料とします。
2) その時の発達状態を行動観察、面接、検査などで把握します。
3) 保護者の新しい期待や願いを聴取します。この願いは、行動のチェックリストなどで現れた生徒の落ち 込んでいる領域や改善すべき行動などさまざまです。保護者とじっくり話し合い、それを聞き出すことが大事です。
4) ケース会議などでの協議を踏まえて、担任らが中心になって計画案を作ります。
5) それを保護者に提示し説明し同意をもらいます。
6) コーディネーターなどのケース責任者や管理職から計画案の同意を受けます。
7) 計画に基づいて指導を展開し、授業毎、週毎、月毎、行事毎の特筆すべきことを記録し評価に生かします。
8) 指導の成果については、計画の目標に照らして達成度や目標の適切さ、手立てなどについて総合的な評価をします。
9) 指導の成果は保護者に説明されます。
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