心に残る名曲 その百二 ベートーヴェン その7 「月光ソナタ」

ベートーヴェンの作品で最もポピュラーな曲がこのピアノソナタ第14番嬰ハ短調です。別名「月光ソナタ」(Moonlight Sonata)です。ベートーヴェンが30代のときの作品です。

 「月光ソナタ」という名称は、ドイツの音楽史家で詩人であったレルシュタープ(Ludwig Rellstab)のコメントからつけられています。1832年といえばベートーヴェンの死後5年が経過した年です。レルシュタープはこの曲の第1楽章の印象を指して「スイスのルツェルン湖の月光の波に揺らぐ小舟のよう」と語ったことに由来しています。

ピアノソナタ第14番は三楽章からなります。第一楽章は、「Adagio sostenuto」といってアダージョより少しテンポを抑え気味にという調子です。第二楽章は「Allegretto」という少し速い速度で演奏されます。第三楽章は、「Presto agitato」とあるように、極めて速く興奮気味に演奏されます。嵐のような情景が浮かびます。

[contact-form][contact-field label=’お名前’ type=’name’ required=’1’/][contact-field label=’メールアドレス’ type=’email’ required=’1’/][contact-field label=’コメントを歓迎しています’ type=’textarea’ required=’1’/][/contact-form]