車社会の風景 その一 雪道とライト

しばらく、日常のどこにでもある話題を考えることにします。車と生活のことです。先日の日本海側の大雪のニュースを見ながら思ったことです。しとしと降る雪の中をヘッドライトを点灯しない車が結構走っていました。スモールランプだけをつけているのもあります。雨降りや夕方の道路でもライトをつけないドライバーも結構います。こうした光景は欧米では珍しいことです。

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夕暮れ時はもちろん、トンネルを走る時などにはヘッドライトは義務づけられています。スモールランプは、車幅灯、クリアランスランプとも呼ばれ、停車中に自分の車の存在を周りに知らせるために使用するライトです。多くのドライバーは走行中に周りが薄暗くなった時にスモールランプを使うと思っている多いようです。そうではないのです。暗くなり始めたときはヘッドライトを使うのがよいのです。

アメリカの路上で気がつくことに、昼間点灯して走るのを見受けることでます。夕方となるとほぼ全部の車が点灯しています。私の住む八王子市内を点灯して走るとライトの消し忘れと思われて、「点いてるよ」、という「点灯助言」がされます。常時点灯は「おもいやりライト運動」の一環ともいわれますが、私は自分を守るためにも点灯運転を心掛けています。オートバイは既に常時点灯なのは自分の安全のためです。「みられるための光」です。

常時点灯したからといって、バッテリーの寿命が極端に短くなるわけでもありませんし、ライトバルブを頻繁に交換しなければならないわけでもありません。自動車教習所や運転免許試験場、警察はドライバーに早めのヘッドライト点灯を指導すべきです。