心に残る名曲 その九十五 ヴェーバー その3 「舞踏への勧誘」

ヴェーバーの三回目です。「魔弾の射主」は17世紀半ばのボヘミヤの山村地方が舞台です。題材は自然や民衆的な人間性を要素としています。ヴェーバーの音楽史上での意義は、主としてオペラの領域にあるといわれます。彼の特色が集大成となったのが代表作となったこの「魔弾の射主」といわれます。ドレスデン(Dresden)でもこの曲は大変な人気だったようです。25回に渡って演奏されたといわれます。

 1825年に歌劇オベロン(Oberon)を作曲します。オベロンとは西欧の妖精といわれます。この歌劇はロンドンのコベントリーガーデン(Coventory Garden)劇場の依頼で作られたものです。

ヴェーバーの才能は、オペラ以外にも各種多様な作品を生み出したことに示されます。彼自身がすぐれたピアニストであったため、ピアノ曲、ピアノ合奏曲に注目すべき作品があります。「舞踏への勧誘変ニ長調」(Invitation to Dance)もそれです。誰にも覚えやすい優しくも華麗な旋律です。ロンド形式(Rondo)といって、異なる旋律を挟みながら、同じ旋律であるロンド主題を何度も繰り返す楽曲で知られています。踊りは確かに同じような動作の繰り返しですから、ロンド形式の音楽が必要なのでしょう。

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