留学を考える その54 テキサス州–The Lone Star State

テキサス州(Texas)はアメリカでは第二の面積を占める南部の大きな州です。1836年にテキサス共和国として一方的にメキシコから独立を宣言しますが、同年メキシコ軍の攻撃により敗れます。入植者がたてこもって抵抗した拠点がサンアントニオ(San Antonio)にあるアラモ砦(The Alamo)。デビー・クロケット(Devy Crocket)、ウイリアム・トラビス( William Travis)など指導者の名前が浮かんできます。映画も作られました。映画といえば「ジャイアンツ–Giants」。ジェームス・ディーン(James Dean)が懐かしい。

現在の州都はオースチン(Austin)ですが、近年特に人気が高い町がリバー・ウォーク(River Walk)のあるサンアントニオです。リバー・ウォークは小さな河の両岸にレストランが並んでいます。散歩、船下りが楽しいところです。今や年間1,000万人以上が訪れる全米有数の観光都市としても知られています。その人気もあって研究者を集める多くの学会もここで開かれています。

ブッシュ大統領(George Bush)親子やジョンソン大統領(Lyndon Johnson)はテキサスの出身です。メキシコ湾や内陸部に油田が多く、エクソンモービル(Exxon Mobil)などの石油会社の本社があります。カウボーイ文化に象徴される放牧業や畜産業でも知られています。アメリカン航空、コンチネンタル航空、AT&Aなど多くの企業の本拠地となっています。カリフォルニア、ニューヨークと並ぶ商業や経済の中心です。

ライセンスプレートには「The Lone Star State」とあります。メキシコからの独立という願いとして、テキサスの州旗に白い星を一つあしらったといわれています。これがLone Starの由来です。 オースチン市内の学校を見学したことがあります。引率の女性教師はピックアップトラックで案内してくれました。別な機会にサンアントニオへは学会発表で行ったのですが、不遜ながら発表を適当に切り上げてアラモ砦を見学し、リバー・ウォークへ向かいました。

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