今日、ローマ・カトリック教会 (Roman Catholic Chuch)、ギリシアやロシア正教会 (Greek & Russian Orthodox Chuch)、聖公会 (Episcopal Church)、ルーテル教会 (Lutheran Church) など礼拝を重視する諸教会では、聖歌隊が礼拝に欠かすことのできない存在となっています。どの教派の教会においても聖歌隊の役割は、神を賛美するという点では同じなのですが、実際の礼拝に占める比重や役割などは教義や典礼観の違いを反映して異なります。
たとえば、ルーテル教会では必ずオルガンがありそれを伴奏として聖歌隊や全会衆によって賛美歌であるコラール (Choral)が歌われます。ギリシャ正教会 (Orthodox Church)聖歌は原則として無伴奏声楽が礼拝で奏でられることを既に述べました。
特別な礼拝式では、小さなオーケストラが編成されることもあります。クリスマス(Chiristmas) やイースター (Easter)などです。礼拝がさながら音楽会のようになります。オルガンの壮大な響きとともに礼拝堂は華やかな雰囲気となります。モルモン教会の幕屋聖歌隊 (Mormon Tabernacle Choir) も高い音楽性や編成の大きさで知られています。
世界の聖歌隊としては、ドイツのライプツィヒ (Leipzig) 聖トーマス教会聖歌隊 (St. Thomas Church Choir)、ドレスデン聖十字架合唱団 (Dresdner Kreuzchor)、ウェストミンスター聖歌隊( Westminster Chorus)、フランスのソレム修道院聖歌隊 (Choir of the Abbey of Solesmes)、スペインのモンセラート修道院聖歌隊 (Escolania de Montserrat)、(Choir of the Abbey of Solesmes) 、レーゲンスブルク大聖堂少年聖歌隊 (Regensburg Cathedral Choir)、パリ・木の十字架少年合唱団 (Little Singers of the Wooden Cross) 、ウィーン少年合唱団 (Wiener Sangerknaben) などが知られています。中でも1498年創立というウィーン少年合唱団は毎年のように日本で公演しています。私も1960年に北海道の旭川での公演で聴きました。
[contact-form][contact-field label=’お名前’ type=’name’ required=’1’/][contact-field label=’メールアドレス’ type=’email’ required=’1’/][contact-field label=’ウェブサイト’ type=’url’/][contact-field label=’コメントをお寄せください’ type=’textarea’ required=’1’/][/contact-form]