留学を考える その70—ライセンスプレートと留学

ライセンスプレートの特徴を取り上げて合衆国の大学を概観してきました。ライセンスプレートから各州の歴史や文化を伝ってきます。そして大学の成り立ちも伺い知ることができます。

我が家の小さな倉庫にライセンスプレートが80枚位あります。すべてアメリカ留学中に集めたものです。どうしてライセンスプレートに興味をもったかといいますと、そのデザインにあります。州の形をしたもの、州の特産物や自然のイラストを入れたもの、州の歴史やスポーツ、イベントを思い起こさせるものなどがあります。州の名前は必ず入るのですが、ナンバーは3から7文字程度のアルファベットと数字で構成されます。その中でも私の最も好きなのが州のキャッチフレーズやモットーが付いていることです。

ライセンスプレートにあるキャッチフレーズは、歴史、人、自然、特産物、観光などに分けることができます。まずは歴史からまいりましょう。アメリカで最初に定められた州はデラウエア州で「First State」。合衆国憲法が起草されたことを記念する州はコネチカット州で「Constitution State」と呼ばれています。面白いのは、「Live Free or Die.」 “自由を、さらば死を“とうたうのがニューハンプシャー州です。マサチューセッツ州は「Spirit of America」というキャッチフレーズです。これは、独立の精神を意味するようです。「Empire State」という少々いかついのはニューヨーク州です。

次に、人にまつわるキャッチフレーズをみてみましょう。イリノイ州はエイブラハム・リンカーン大統領が生まれた地です。「Land of Lincoln」と呼ばれています。ノースカロライナ州は、ライト兄弟が最初に飛行機に乗ったところです。それで「First in Flight」というフレーズで知られています。インディアナ州 は「Hoosier State」”不器用な人の州”というのは滑稽です。オクラホマ州 は「Boomer State」、”一時的な人気者の州”というものです。オクラホマ州は「Sooner State」、”抜け駆け者の州”といって、我先に土地を所有しようとした人のことをいいいます。開拓時代を思わせます。”トウモロコシの皮を剥く人の州 ”「Cornhusker State」というのはネブラスカ州、トウモロコシ畑が続く大平原の州です。
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