二文字熟語と取り組む その53  「英邁」

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「英」という字は、はな、はなぶさ、うるわしい、すぐれている、はなざかり、玉に似た石、人の才能などと定義されています。「性情に移してすぐれる」、「立派」というさまです。大漢和辞典によれば、英は「叡」、「穎」の代用文字とあります。叡智、英知どちらでも同じ意味です。

「邁」という語ですが、どこまでも進んでいく、どんどん過ぎ去っていく、勢いあまっていきすぎる、努める、などの意です。広辞苑では「英邁」とは、他の人に比べて才知が非常にすぐれている、心がおおらかなこととあります。「英邁闊達」、「天資英邁」などの四文字熟語も知られているところです。

「闊」とは広くゆとりのあること、堂々と歩くこと、間があいているという意です。そこから度量が広く物事にこだわらないことが「闊達」 久しく会わないことが「久闊」、注意の足りないこが「迂闊」という語が成立します。 「英邁」といわれる人は、「闊」の気心の持ち主のようです。

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