留学を考える その15  アリゾナ—Grand Canyon State

アリゾナ州(Arizona)はニューメキシコ州(New Mexico)、ユタ州(Utah)、ネバダ州(Nevada)、コロラド州(Colorado)、カリフォルニア州(California)と隣接しています。さらに、南はメキシコと長い国境を有しています。今もナバホ(Navaho)、アパッチ(Apache)、ホピ(Hopi)などの部族の居留地が点在しています。サボテンや椰子など砂漠の風景で有名です。州の北部と中央部は松など常緑樹で覆われた高地でもあり、大渓谷(Grand Canyon)の大自然が広がります。地球の裂け目といわれる標高差1.6キロの谷底は観光客を魅了します。

州都はフェニックス(Phoenix)。非常に暑い夏と温暖な冬として知られています。1990年6月に最高気温摂氏50度を記録したこともあるとか。フェニックスから車で北に走ること2時間。セドーナ(Sedona)に着きます。青空を背にそびえ立つ不思議な形の赤い岩山、その前を流れる渓流。数多くのハイキング・トレイル。赤い岩の山は鉄分を多く含んでいます。その独特の景観からセドーナ一帯は「レッド・ロック・カントリー(Red Rock Country」と呼ばれています。セドーナはフェニックスに来たら必ず寄る価値がある所です。

私は、かって兵庫教育大学の大学院生とフェニックスの学校を視察しました。ちょうど客員研究員として招いていたハワイ大学(University of Hawaii)の教授がアリゾナ州立大学(Arizona State University)で研究したことがあったので、セドーナを紹介してくれました。友人からの紹介は心強いものです。アリゾナ大学(University of Arizona)の本部はツーソン(Tucson)にあります。先端技術産業の集積地であるアリゾナバレー(Arizona Valley)において、中核的な役割を果たす機関であり、NASAとの共同研究が活発だといわれています。研究資金が相当あるものと予想されます。

ライセンスプレートには「Grand Canyon State」とあります。最近のものには、「環境を護ろう」(Protect our environment)というフレーズも入っています。

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