二文字熟語と取り組む その2  佐伯泰英の時代小説と漢字 

img_0 iwane_edozoshi_03 200905271007120a8東京の街中、特に文京区、中央区、台東区などを歩く楽しみは堪えられません。文京区は、昔家庭教師をしたり社会教育館でアルバイトをしていたので、史跡を通してある程度の歴史や特徴を知ることができました。「文の京 (ふみのみやこ)」の名前の通り住宅の街ともいえそうです。大学の街でもあります。 孔子廟である湯島聖堂もあります。

中央区は、なんといっても日本橋や京橋など下町として栄えたことが特徴です。神田川、日本橋川、竜閑川、そして隅田川など水運によって栄えた下町です。銀座や築地はや東京湾の側です。銀座は名前のように江戸時代に銀貨幣の鋳造所があったのです。築地は埋立地です。佃島など関西とも通じる地名です。

台東区といえば、江戸時代を通じて、最も古い市街地の一つです。その代表格は浅草でしょう。寛永寺や上野公園、谷中の街並みや墓地も散歩にいいです。旧岩崎邸庭園も落ち着くところです。蔵前や浅草橋地区は人形の街。さらに玩具や衣料品、雑貨関係の卸も多数有ります。

江戸時代の文京区、中央区、台東区を知るには、古地図を調べるのもよいのですが、佐伯泰英の時代小説を読むと今の東京と昔の江戸の違いや変遷を知ることができます。その果実として、今まで書けなかった二字熟語の意味や使い方を学ぶことができます。

「巻紙も 痩せる苦界の 紋日前」という川柳にでてくる「紋日」という熟語は、知らなければ絶対に文章にしたり口にでることがありません。「紋日」とは遊郭において衣服を着替えるお祝いのことのようです。通常は客が費用を出してくれたようです。こうした表現を使えるかは、日本語も英語も全く同じで、この熟語を知っているか否かです。