音楽の楽しみ その9 合唱曲の数々 「ラ・ボエーム(La Boheme)」

北大での生活が落ち着いた頃、僅かな小遣いをはたいて中古のレコードを買いました。当時はLPとかSPというレコードの時代です。一番最初に手にしたのLPでした。「ラ・ボエーム 」というなんとも甘美で切なさに満ちたオペラ(歌劇)です。ジャコモ・プッチーニ (Giacomo Puccini) の作曲した4幕オペラで、最も演奏されるイタリアオペラの一つといわれています。

主役はお針子のミミ (Mimi)と詩人のロドルフォ(Rudolfa)。二人はヨーロッパではジプシーと呼ばれていたボヘミアン(Bohemian)でパリの場末に住んでいます。ミミを歌っていたのはアントニエッタ・ステッラ (Antonietta Stella) というイタリア人のソプラノです。

ロドルフォのアリア「冷たい手を」、ミミのアリア「私の名はミミ」などの曲が知られています。以下ロドルフォとミミの二重奏の情景と台詞をWikipediaからの引用します。

ミミがカンテラの火を借りに来たのだが、めまいがして床に倒れ込む。ロドルフォに介抱されて落ち着いたミミは火を借りて礼を言い、立ち去る。しかし、彼女は鍵を落としたといって戻ってくるが、戸口で風が火を吹き消してしまう。再度火を付けようと、近寄ったロドルフォの持つ火もまた風で消えてしまう。しかたなく二人は暗闇で鍵を探す。ロドルフォが先に見つけるが、彼はそれを隠しミミに近寄る。そして彼女の手を取り、はっとするミミに自分のことを詩人らしく語って聞かせる「冷たい手を」。続いてミミも自己紹介をする「私の名はミミ」。

プッチーニはイタリア中部、トスカーナ地方 (Toscana) の生まれ。「ラ・ボエーム」に加えて「マノン・レスコー (Manon Lescaut)」、「トスカ (Tosca)」、「蝶々夫人 (Madama Butterfly 」でも知られています。クラシック音楽やオペラの初心者にとっても、プッチーニの作品は親しみやすく魅力的です。

アントニエッタ・ステッラがジャケットに載っていたのを忘れません。そして安い蓄音機で聴いたものです。オペラとか歌劇の中で歌われる合唱が身近になった曲、それが「ラ・ボエーム」です。

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