木枯らしの季節 その九 「和蘭陀」の感謝祭とPieterskerk

「感謝祭の原形はライデンから」を振り返っています。駐日オランダ大使館のサイトによりますと、オランダは、「森の地」とか「窪地」を意味するHoltlandからきています。Hollandという呼び方もありますが、「西海岸にある“ホラント”と呼ばれる一部の地域の呼称」ともあります。

leiden_pieterskerk_postcard bollenveld-klein san-pedro-y-san-pablo_672-458_resizeオランダの正式国名は「Kingdom of The Netherlands」。「低地の王国」といってもよいでしょう。したがって「Netherlanders」 とは「低い土地の人々」となります。13世紀以降に海面下地帯の干拓を進め、国土の20%が干拓地です。オランダは漢字による当て字で和蘭、和蘭陀と表記されます。ともあれホラントに韻を踏んだ「蘭」が割り当てられたようです。

司馬遼太郎の「街道をゆく〈35〉オランダ紀行」は、興味あることがいろいろと紹介されています。堤防を造り、風車で水をくみ上げてつくられた土地は極めて平坦ですが、司馬はユーモアを交え、この国の平坦さや自転車の普及を表現しています。オランダは農業生産物の世界三大輸出国の1つでもあります。

・「南に下れば八百屋さんの店先に一盛二百円ほどの山はある。」
・オランダ人は茶目っ気がある。海抜101メートルの山を「マウンテン」と読んでいる。」
・ 「トラック一杯の薬よりも、一台の自転車」

アメリカの感謝祭の起源はオランダにあることは既に触れました。ライデンでは毎年、感謝礼拝が行われます。場所は1100年に建てられたSt. Peter’s Churchというゴシック様式 (Gothic)の教会です。この教会はオランダ語では「Pieterskerk」と呼ばれています。Pieterとはペテロ、St. Peterです。kerkはドイツ語のKirche、英語はもちろんChurchにあたります。St. Peter’s Churchには初代のピリグリム・ファーザー(Pilgrim Father)の指導者であったJohn Robinson牧師が埋葬されています。

日本のプロテスタント教会やカトリック教会の神学者によって1987年に刊行された新共同訳聖書では、Peterに「ペテロ」が使われています。ヨハネによる福音書1章42節でイエスはペテロを 「ケファ(Cephas)」、岩のかけら、石という意味で呼んでいます。「私はこの岩の上に私の教会を建てる」という言葉に由来しています。Cephasはアラム語(Aramaic language)という古語だそうです。

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