文化の日を考える その十一 広場と市民の生活

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ヘルシンキ市内の大きな広場にやってきます。側にある案内板には、古今、政治も経済も祭りごとなど貴族や庶民の生活は、この空間で繰り広げられたと記されています。議会が開かれ、政治が語られ、裁判も行われ、処刑者へのとりなしの礼拝が行われたとあります。いわば神も市民もこの広場に集まっていたようです。

中世に勃興した自治都市の成立と発展は広場とともにあるようです。広場に立ちながら、しばし広場が市民の生活や文化の形成にどんな役割を果たしたのだろうと考えます。

街の賑わいは広場にあることです。どこの広場もこと食べ物に関しては、例外なく賑わいが演出されています。毎日早朝から市場が広場にできます。近隣の農家が競って新鮮な野菜や果物を山のように並べます。広場は、生活の場。そういえば、マーケット広場とかマーケット通りという地名が必ずといってよいほど大きな街にはあります。ここヘルシンキも、あとで訪れることになるタリン(Talin)も例外でなはありません。広場は食の交流の場のようです。

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