文化の日を考える その九 鰊漬けと馬鈴薯

ヘルシンキでの二日目の朝。宿の朝食では沢山の種類の鰊漬けが並んでいました。マリネとどう違うのかは分かりませんが、鰊漬けをたらふく食べたのは稚内時代以来のことでした。

81cc6cda1849d5c2562eb78a9468947c-608x456 123c13c9a4da4e853b050c55475f81f8 dee61c9f914f1727efb233ba17a712b2街頭に繰り出しました。時折、地図やガイドブックを手にする地元の人を見かけるだけです。多分田舎から汽車でやってきたかと思われる家族連れなどに出会います。身なりが質素なのと、なんとなく酪農や畑仕事を生業とする風情が感じられる旅人です。ダウンタウンにはこうしたお上りさんやまわりの国からの旅人が行き交っていますが、東洋からの若くて元気の良いギャルの群は見かけません。

通りに面したカフェやレストランは、競うように色鮮やかなパラソルをひろげ、テーブルや椅子を並べて客を迎えています。丁度待ちに待ったつかの間の夏。街のあちこちに広場があります。大道芸人のアクロバットや道化師のパントマイム(pantomime) 、弦楽三重奏をかなでるアマチュア音楽家、そうした芸術を楽しむ通りがかりの人々がいます。

野外のマーケットがあり、数時間前に掘り出したかのように土がべっとりとついている馬鈴薯を人々はせっせと買っています。日本人では米のない食生活が考えられないように、北欧諸国は馬鈴薯なしに食文化は語れないようです。アメリカも馬鈴薯が主食のようなところがあります。

そして白夜という舞台が用意されています。なんとも贅沢な光景です。