聖書の中の女性の生き方 その十五 「サラ」のその後

michelangelo_buonarroti_020 images noahペルシャ湾 (Persian Gulf) の近くのウル(Ur)で生まれたアブラハムはノアの方舟(Noah’s Ark) で知られるノアの子孫です。異母兄弟であったサライ(Sarai)と結婚します。やがて「サラ(Sarah)」と呼ばれることについては以前述べてきました。

創世記12:1には「わたしが示す地に行きなさい」とあります。この地とはパレスチナ(Palestine)のカナン(Cannan)でありました。こうして神はアブラハムにパレスチナを与えると、富、名声、子孫を約束します(創世記12:3)。

アブラハムとサラは高齢になりますが、子供が生まれません。当時の習慣にそって僕に家を継がせようとします。サラの意見に従ってアブラハムは、サラのエジプト(Egypt) 人女奴隷であるハガル(Hagar)を側女に迎えます。そしてイシュマエル(Ishmael)が産まれます。神はアブラハムに対してイシュマエルは約束した子孫でないと告げます。やがて高齢のサラも妊娠しイサク(Isaac)を産みます(創世記21:2-3)。

サラが跡取り息子のイサクを産んだので、アブラハムにハガルとイシュマエルを一族から追放するよう願い出ます。そのときアブラハムは86歳でした。その後、アブラハムは神からの試練を受けます。イサクを捧げ物とするようにアブラハムに命じますが、最後の瞬間に止めさせ、代わりに雄羊を捧げさせます(創世記22:12-14)。

サラが127歳で亡くなると、アブラハムは再婚しイサク以外に妻や側女との間に子を儲けます。彼が亡くなったのは175歳とあります(創世記25:7)。

後年、サラの側女ハガルに対する扱いが虐待のようであったという説があります。またサラは自立した女性としても描かれています。一般にサラの性質を象徴する言葉として豊穣、忍耐、寛容があげられています。