二文字熟語と取り組む その15 「俯瞰」

a0197899_11175355 tategukou2-01 map1-2何度も自分言い聞かせていることは、「自分で手書きできない漢字は使わない」ということです。難しい熟語や漢字はワープロではすぐに変換してくれるので、あたかも自分は手書きできるかのような気分になるのがいやなのです。意固地な態度です。

時の総理大臣が時々使うのが「俯瞰」という熟語です。「総合的に判断して」 とか「 全体的に見渡して」という代わりにこの熟語を使うと実にかっこええ、と言いたくなります。当人はこの熟語を手書きはできないだろう、とほくそ笑むのです。読者には「鳥瞰図」という熟語はどこかで出会ったことがあるはずです。図を上から見下ろすとか、高い山の頂立って下界を見るようなイメージが浮かびます。

「鳥瞰図」を立体化して横から見ると別な姿もあることを知るはずです。「俯瞰」の「俯」は伏すとか、うつむくという意味の語です。腹ばいになると庶民の姿も違って見えるはずです。「瞰」は、見下ろすという意味の語です。上からと腹ばいになって世相を眺めて判断するさま、それが真の「俯瞰」ということです。