二文字熟語と取り組む その14 「出自」

src_28292541 images 09d2b29f077251d8eea47d45544cfbde数日前に掲載されたN経紙の熟語作成パズルの問題です。各、独、出、刀の下に付く漢字を入れる問題です。この漢字の下には、伝、首、然、決という自で熟語が作られます。答えは、「自」でした。易しい問題ですが、今回は熟語の「出自」を取り上げます。

「出自」とは、広辞苑によれば、「人の生まれ、出どころ」とあります。少々説明が簡明すぎるので、もっと調べてみました。文化人類学でこの「出自」が使われるとあります。「個人が出生と同時に組み込まれる特定の祖先を共通にする集団を決定する原理」というのです。この説明から、昔の身分社会や封建社会では「生まれ」が重視されることに納得がいきます。今も、貴族とか王族、公爵とか伯爵という世襲制度(Hereditary Peer)が存在するのは、この「出自」によります。

「自」は、いわずもがなですが、「みずから」という意味です。この由来は「人間の鼻」を表すといわれます。鼻と「出自」は無関係のようですが、事物の出どころ、人間でいえば「鼻」がそれにあたるという少々無理くさい解釈はどうでしょうか。人間としての、あるいは人生のある段階での出発点となっている元の所、それが「出自」であり「歴史」です。