音楽の楽しみ 合唱曲の数々 その46 「Concordia Choir」

0e3995127_1423002204_lcms-and-cross-logo-cropped Map_of_Lower_Saxony_340x360 ULC-Holy-Supperミネアポリス (Minneapolis, Minnesota)から北西に車で3時間のところにムアーヘッド (Moorhead) という街があります。そこに位置するのがコンコーディア・カレッジ (Concordia College) です。アメリカ福音ルーテル教会 (Evangelical Lutheran Church in America)の系列にあります。”Concordia”とは「調和」とか「和合」という意味です。

創立は1891年。ノルウェー (Norway) からの一握りの福音系宣教師や会衆がつくった小さな私立学校が基となります。もとはイギリス国教会系(Episcopalian Bishop) の学校だったのですが、やがて男女共学のカレッジとして英文学、自然科学、数学、音楽などの学科をつくります。最初は3名の教官と12名の学生で始まったという記録があります。

1892年には学生寮が建設され、Rasmus Bogstadという牧師などの尽力によって寄付を集め、カレッジの建物を整えてきます。ここにある1920年創立の「Concordia Choir」はアメリカ合衆国で最も優れたのアカペラ合唱団といわれています。その証左の一つがKing’s Singersとの共演やレコーディングです。ニューヨークのカーネギーホール (Carnegie Hall)、ワシントンDCのケネディセンター (Kennedy Center) などで公演するほどです。

テレビ出演の他、レコーディングによる多くのCDも出していて、その売り上げは iTunesをはじめとして目覚ましいといわれます。1986年から「Concordia Choir」を指揮するのはルネ・クラウセン (René Clausen)。この指揮者の類い希な指導によって「Concordia Choir」は育てられ、全米で知られるようになりました。クラウセンは自ら作曲や編曲活動もしています。