初めに言葉があった その32 Bernard Sanders

サンダース上院議員(Senator Bernard Sanders)はヴァモント(Vermont)という小さな州の出身です。1941年生まれ。大統領候補としては年配です。健康状態はどうなのでしょうか。次の予備選挙はニュー・ハンプシャー州(New Hampshire)で明日2月9日です。ヴァモントはニュー・ハンプシャーの北隣の州ですから当然、サンダース候補が優位といわれます。ニュー・ハンプシャーの南はマサチューセッツ州です。クリントン候補はニュー・ハンプシャー州の予備選挙のあとのマサチューセッツ州での選挙運動に力をいれることになります。

サンダース候補の経歴は興味があります。若い頃から公民権運動にかかわり、非暴力主義に心酔し人種平等にも賛同してきたようです。彼の選挙公約は、主として経済政策、特に収入や富の不平等に関心があります。最低賃金の上昇、公立大学の授業料の無償化、投機的取引への課税、所得が250,000ドル以上の収入者に対する課税、企業に対する家族休暇、育児や病気の休暇の保障などヨーロッパ諸国の休暇制度の導入をうたっています。シリアからの難民の引き受けも支持しています。ウオール街 (Wall Street) など一部の富裕層と政治の癒着を問題視して有権者を取り込もうとしています。若者や中間層を意識した公約です。

なんとなく大衆から受けそうな政策なのですが、合衆国の人々は自分は中間層の上の人間だという自負が高いのです。低所得者を支えているのだという自負も持っています。ですからサンダース候補の主張に賛同はするが投票は別、という気分なのです。経済や政治において国が強くならなければ市民生活に保障はないと考えるのです。アメリカの財政赤字は今も多額です。2014会計年度の財政赤字は最悪期の3分の1に減少したとはいえ、Sanders候補が公約する国民皆保険制度を導入できるほど税収入の増加が見込まれるのか、という悲観的な意見もあります。

Nasir Bagh refugee camp near Peshawar, Pakistan. 1985.

Nasir Bagh refugee camp near Peshawar, Pakistan. 1985.

A general view shows a street after clashes between Free Syrian Army fighters and forces loyal to Syria's President Bashar Al-Assad, in Salah Edinne district, in the centre of Aleppo August 9, 2012. (Zohra Bensemra/Reuters)

A general view shows a street after clashes between Free Syrian Army fighters and forces loyal to Syria’s President Bashar Al-Assad, in Salah Edinne district, in the centre of Aleppo August 9, 2012. (Zohra Bensemra/Reuters)