ウィスコンシンで会った人々 その7 卒業パーティ

娘の卒業式とパーティに出掛けてきた。パーティの案内状はもちろんRSVP(request for response)となっていて「お返事をお待ちしています」とある。案内状には小さく「No Gift」とも印字されている。50名の出席予定となった。ところが当日は60名を越える人が集まった。出席と答えた友人が別な友人や家族などを誘ったらしい。途中で急ぎ料理を追加注文することになった。

パーティといっても司会者がいて、いろいろな挨拶があるわけでない。乾杯の音頭もない。立食であり三々五々集まり、食べて飲んで会話して、疲れたら座り、好きなときに帰っていく。服装もまったく自由。結婚式のパーティとは違い、個人のパーティとはそんなものだ。

話の中心は当の娘と家族である。彼女たちを囲んで他愛もないことを会話している。彼女は一通りすべての参会者と会話したらしい。小生も50年振りと20年振りの友人夫妻を招いた。いずれも我が家にとって留学の際に大いにお世話になった方々である。もう一組の友人も参加してくれた。家内の終末を看取ってくれた方である。

パーティには親子連れが目立った。娘は小さい子供たちのためのコーナーをつくり、そこにおもちゃ、折り紙、絵本などを用意していた。皆勝手に遊んでいた。孫娘は折り紙で周りの子供にツルの作り方を教えていた。作ったものはもちろん持ち帰える。

日頃のお付き合いに感謝するのがこうしたパーティである。これも「おもてなし」のアメリカ版といえようか。

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