車社会の風景 その四 運転のマナーとサンキューホーン

始めて韓国第三の都市大邱に行ったときです。大学の先生が車で駅まで迎えにきてくださいました。市内に入ると大渋滞です。驚いたことに、その先生はクラクションを鳴らし、「そこどきなさいよ」、と叫ぶのです。バンパーは傷だらけです。バンパーは車体を保護する緩衝装置ですから、傷つくのも当然です。以前の車のバンパーには、ゴムやぎざぎざがついていました。

私は運転するのはあまり好きでも得意でもありません。高速道路では大抵は法定速度プラス15キロ程度で走ります。姪を乗せて運転するとき、彼女は「もっとスピードをだしなさい!」と余計な注意をしてくれます。私の信条として車間距離もたっぷりとるので、すぐ割り込まれます。割り込んでもお互いに目的地に到着するのは同じ時刻だろうと思うのですが、、、、

左折しようとする車に進入を譲ると、大抵は短くピッとサンキューホーンを鳴らすのが日本の運転手。私の意見ですが、無理にお礼はしなくて良いと思います。夜間や雨の日は、サンキューハザードくらいでOK。それも一瞬です。長々すれば、周りにも迷惑になります。自分から親切にしておいて「譲るけど、挨拶せーよっ」とむっとするのも変です。

アメリカではサンキューホーンはなしです。警笛の目的外使用を禁じているからです。サンキューハザードもなしです。