英語のあれこれ その1 古代ギリシア語と英語

漢字の偏に関する熟語など勉強をしたきたので、これからは英語の勉強を始めることにする。身近な話題、自分の体験した英語との苦闘や発見などを取り上げる。だが、決して難しい内容とはならない。英語学のプロではないので、それを保証しておく。

英和辞典なしに小説や新聞を読むことができるためには、2万語の語彙が必要となるといわれる。そんなことは不可能に近い。筆者の経験から言えば、2,000語から3,000語を知っていれば、ほとんど意味はわかってくるのではないか、、単語の意味を理解するにはどうしても方略を駆使する必要もある。語源から辿るという方略である。

語源を知ることによって名詞と形容詞などの派生語の意味も理解でき、語彙が増える。「派生した単語の多い語源から学習することが効率的な英語の語彙習得に役立つ」とある学者がいっている。単語の語幹や接頭辞、接尾辞に注目するのである。

例えばである。このブログの多くの読者は心理学はどこかで学んできた。心理学は「Psychology」である。語源はギリシャ語の「Psyche」プシケーといわれる。英語読みでは「P」を発音せず、「サイコロジ」となる。ここが英語の不規則性という特徴である。古代ギリシア語で心・魂・霊などを意味する。派生語としてPsychologist, Psychiatric, Pseudo, Psychic, Psychogenic, Psychotic, Psychosis, Psycho-analysis, Psycho-therapyなどなど多岐にわたる。

面白いのは「Pseudo」という単語である。これは「にせの,まがいの」という意味である。心とか魂というのは、複雑でとらえようがない、というニュアンスもある。心理学というのもいろいろな人がいろいろな仮説をもとにして作った体系である。それ故、まがいものもあるのではないかと冷ややかに受けとめる必要がある。「Pseudo」は「スード」と発音する。

arithmioi Dictionary Definition of Psychology