本題に入る前に、ルーテル教会の「小教理問答書」についてです。宗教改革者マルティン・ルター(Martin Luther)によって1529年に著された信仰の手引書です。一般の信徒や子どもたちが家庭でキリスト教の基礎を学べるよう、平易な言葉でまとめられています。
基本構成は問答形式となっていて次の6つの主要なテーマが解説されています。
・十戒(神の律法と私たちの義務)
・使徒信条(三位一体の神と信仰の告白)
・主の祈り(祈りの基本と模範)
・洗礼(サクラメント:神の恵みのしるし)
・ざんげと赦し(罪の告白と牧師による赦し)
・聖餐(キリストの体と血にあずかる恵み)
小教理問答書の特徴としては、ルーテル教会が大切にする「信仰のみ」、「聖書のみ」、「恵みのみ」という教理が分かりやすく凝縮されています。公式信条はルーテル教会における最も重要な信仰基準をまとめた『コンコーディアの書(Book of Concord)』に収められています。
「ドチリナ・キリシタン(Doctrina Christam)」とは、イエズス会(Jesuits)の宣教師たちが日本での布教のために作成したキリスト教の初歩的な教理書(カテキズム: Catechism)です。「小教理問答書」と同じような内容できリストの教えを解説しています。


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