図書館司書とは その一 図書館の役割

知人の一人が公共図書館の司書をしています。彼女からその任務を伺いながら、日本と欧米の図書館司書養成の仕組みや課題を考えました。近年は図書館の果たす役割と情報の関わりが深くなり、両者を一体的に扱う図書館情報学(library and information science)も注目されています。現代の図書館は、知識を提供したりそれを得る場所から、格差や孤独など教育や福祉に関連した社会課題を解決する拠点へと進化しています。

 さらに、デジタルアーカイブによる文化資源の継承という任務も帯びています。歴史的な文書や地域の資料をデジタル化し、世界中からアクセス可能にする活動は、地域のアイデンティティの醸成や研究の活性化に直結しており、図書館の役割は大きくなっています。そこで重要になるのは、情報と人、そして社会を繋ぐことに従事する専門家、図書館司書の養成です。

 日本の図書館司書の養成の仕組みは、主に昭和25年に旧文部省が定めた「図書館法」に基づいて運用されています。現在の司書の養成と資格の取得は「免許」というよりは「講習の修了証」に近い性質を持っています。次稿では、私と図書館司書との小さな関わりを取り上げます。

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