ナンバープレートを通してのアメリカの州 その十二 オクラホマ州–Native America

オクラホマ州(Oklahoma) 合衆国中南部に位置し、南はテキサス州(Texas)、東はアーカンソー州(Arkansas)、北はコロラド州(Colorado)とカンザス州(Kansas)に接しています。州都はオクラホマシティ-Oklahoma Cityです。合衆国でも経済的な発展の著しい州といわれ、特に航空機産業、エネルギー産業、テレコミュニケーションやバイオテクノロジーで著しい発展をとげています。

Map of Oklahoma

オクラホマ州には沢山のネイティブアメリカンの部族が住んでいます。少なくても25の言語があるということは少なくても25の部族がいるということです。ナンバープレートには「Native America」とあります。アメリカの元祖の州、アメリカらしい州という意味です。1901年の油田発見でオイルブームが訪れて一気に発展し、この州は石油ブームの焦点となり、急速に人口を増やしていきます。タルサ(Tulsa)市は「世界の石油首都」と呼ばれるほど石油で冨を蓄積しました。

Downtown Oklahoma City

面白い逸話ですが、オクラホマ州の公式ニックネームは「Sooner State」と呼ばれます。Soonerとは早者がちとか、一番乗りの者という意味です。昔、号令とともに我先にと土地の権利を求めて幌馬車を駆って先陣争いをしたのだそうです。

オクラホマでは、決められた時刻に特定の土地が開拓者に開放され、待ちかねた開拓者が一斉に駆け出すような仕組みが作られます。公式の解放時間前に境界を越えるという規則破りは “Sooner”「抜け駆け」「早い者勝ち」と呼ばれ、このSoonerがオクラホマ州の公式ニックネーム(Sooner State)にもなります。