ナンバープレートを通してのアメリカの州 その五 アラスカ州–The Last Frontier

北極圏に位置し、現在でも連邦の中で最も人口密度が低い州なのがアラスカ(Alaska)ですが、面積においてアメリカ最大の州です。州都はジュノー(Juneau)。最大の都市はアンカレッジ(Anchorage)です。年間の平均気温はなんと2.5度です。

かつてアンカレッジはヨーロッパやアメリカに飛ぶときは最短距離の航路にあたりました。航空機の性能で給油で立ち寄った懐かしいところです。給油の間、ターミナルで待つのはすっかり過去の話となりました。2008年の大統領選挙で共和党の副大統領候補に州知事だったMs Sara Palinが指名されました。

アラスカの歴史です。ロシアは、フランス・オスマン帝国・イギリスを中心とした同盟軍を相手にクリミア戦争(Crimean War)を起こします。その後の財政難などの理由による資金調達のため、1867年に720万ドルでアラスカをアメリカに売却した歴史があります。今思えばアメリカは帝政ロシアから安い買いものをしたものです。

Alaska

ですが当時は「巨大な冷蔵庫を買った」などと非難されたとか。地下資源、森林、漁業資源などが豊かなところです。それにもましてアメリカにとっては国防、軍事上の重要な位置にあるのがアラスカです。そのためか、大地の65%が連邦政府の管理にあります。ほとんどが不毛の地ですから、埋蔵量が豊富な原油の採掘地帯以外は誰も所有しないのです。

Map of Alaska

人口比率として白人が70%。その大半はアイルランド(Irland)、ノルウエー(Norway)からの移民とされています。以外と少ないのがネイティブ・アメリカン(Native American)やアラスカ・ネイティブ(通称エスキモー)で15.6%を占めています。原油の採掘については、アラスカ・ネイティブの間で開発容認派と反対派の賛否両論で部族村落が対立していることが多いとされています。

最近はアメリカ本土やカナダから南東アラスカへ大勢の観光客が訪れます。いわゆるクルージングです。300万以上の湖が点在し、動物も植物も手つかずの大自然のままです。ナンバープレートには「The Last Frontier」(最後の秘境)とあります。かってはThe Great Landとも表記されました。灰色熊のグリズリー(Grizzly)が描かれていて、私には喉から手が出そうな一枚です。