ヨーロッパの小国の旅 その六十二 アゼルバイジャン

アゼルバイジャン(Republic of Azerbaijan )は、カスピ海(Caspian Sea)と南コーカサス(Transcaucasia)に位置する共和制国家です。南はイラン(Iran)とアルメニア(Armenia)、北西はジョージア(Georgia)とロシアに隣接しています。首都は、古代都市でも有名なカスピ海に面する港湾都市のバク(Baku)です。

アゼルバイジャンは1918年から1920年まで独立した国家でした。しかし、ソビエト連邦に併合され1936年にはソ連の連邦国(constituent republic)となります。ソ連邦の解体により1989年9月に共和国を宣言し1991年8月に完全に独立します。

アゼルバイジャンは、工業と農業が盛んな国です。特に石油と天然ガスが豊富な国です。石油製品,鉄鉱も生産しています。バクー油田が有名で、ソ連崩壊やアルメニアとの紛争で落ち込んだ経済を支えています。天然資源を巡る問題は、第二次世界大戦やチェチェン紛争とアゼルバイジャンの関係とも大きくかかわってきました。軽工業、食品工業なども盛んです。チェチェン(Chechen)紛争とは1999年に勃発したロシア連邦からの独立派勢力とロシア連邦への残留を希望するチェチェン人勢力との間で発生した紛争です。

アゼルバイジャンは、1997年に脱ロシア志向のウクライナ、ジョージア(グルジア)、モルドバとの4カ国(GUAM)による民主主義と経済発展を目指す国際機関を結成しています。