アジアの小国の旅 その八十一 バーレーン

バーレーンは(Kingdom of Bahrain)は、ペルシャ湾(Persian Gulf)に浮かぶ 30 以上の島からなる国です。「Bahrain」とは、周りの二つの海(two seas)という意味だそうです。

バーレーンは古くから主要な貿易ルートの中心地として栄えます。古代バビロニア(Babylonia),アッシリア(Assyria)時代にはディルムン(Dilmun)という名の有力な貿易中継地であり,紀元前3世紀から15世紀にかけては真珠の産地として栄えたところです。18世紀後半にアラビア半島から移住したハリーファ家(Khalifah)がバーレーンの基礎を作ります。

1932年にはアラビア諸国では最初に石油の生産を開始し、その後近代化を進め1971年8月英国から独立します。ペルシャ湾岸国では原油(crude oil)や天然ガスの産出、石油精製、アルミ精錬などを始めとした工業化の推進による産業の多角化をすすめるとともに、近年は観光にも力を入れています。
バーレーンは港を外国に提供していきます。湾岸戦争を機にイギリスやアメリカの海軍基地ができます。中東の金融センターとしての地位の維持に努めています。