心に残る名曲 その百六十四  バート・バカラック 「That’s What Friends Are For」

Last Updated on 2019年1月14日 by 成田滋

バート・バカラック(Burt Bacharach) は米国の音楽家、作曲家、編曲家、ピアニスト、音楽プロデューサーです。1928年5月にミズーリ州(Missouri)カンザスシティ(Kansas City)に生まれ、ニューヨーク市クイーンズ区(Queens)で育ちます。ドイツ系ユダヤ人の血をひきます。モントリオール(Montreal)にあるマギル大学(McGill University)のシュリッヒ音楽学部(Shulich School of Music)、ニューヨークのマネス音楽院(Mannes School of Music)、サンタバーバラ(Santa Barbara)のMusic Academy of the Westで学びます。

1957年に作詞家のハル・デヴィッド(Hal David)という作詞家と出会い、由来二人のコンビで多くのヒット曲を発表していきます。 2006年の時点において、米国で70曲のトップ40、英国で52曲のトップ40という実績があります。バカラックのアカデミックな作曲技法は、ダリウス・ミヨー(Darius Milhaud)、ヘンリー・カウエル(Henry Cowell)といったクラシック音楽の作曲家に師事したことにあるようです。

バカラックは稀代のメロディー・メーカーといわれます。映画音楽でも数々の楽曲を作っています。特にジョージ・ロイヒル (George Roy Hill) 監督の映画「明日に向って撃て」(Butch Cassidy and the Sundance Kid) の主題歌「雨にぬれても 」(Raindrops Keep fallin’ On My Head) はアカデミー主題歌賞を受賞しています。編曲においては、ジャズを出発点としてボサノヴァ(Bossa Nova)の影響が曲風に反映しているようです。「雨にぬれても 」を聴くとそう感じます。モダンな和声と複雑なリズムパターンはバカラックスタイルといわれます。親しみやすいメロディーが随所に感じられます。バカラックの音楽が大衆から人気を得ている由縁です。「That’s What Friends Are For」ではエルトン・ジョンやスティビー・ワンダー(Stevie Wonder)らも歌っています。

明日に向って撃て:ロバートレッドフォードと ポール・ニューマン

That’s What Friends Are For

Keep smiling, keep shining
Knowing you can always count on me, for sure
That’s what friends are for
For good times and bad times
I’ll be on your side forever more
That’s what friends are for

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