心に残る名曲 その百六十三  エルトン・ジョン 「Your Song」

Last Updated on 2019年1月13日 by 成田滋

出生名はレジナルド・ドワイト(Reginald Kenneth Dwight)。エルトン・ジョン(Elton John)は4歳の頃からピアノを弾き始めたようです。その頃から彼は聴いたどんなメロディーも演奏することができたといわれます。彼のピアノ教師によると聴いただけのヘンデルの楽曲を完璧に弾くことができたということです。彼が影響を受けた人物にバッハ(Johann S. Bach)やショパン(Frederic Chopin)がいます。ソングライターでギタリストであったジム・リーブス(Jim Reeves)などがいます。ゴスペル音楽からも影響を受けたといわれます。

ダイアナ妃とジョン・トラボルタ

エルトン・ジョンの1990年代は非常に苦難の時期だったようです、薬物とアルコール依存症、過食症の治療のため入院し矯正施設への入居を経て復帰します。1992年に発表されたアルバム「ザ・ワン」(The One)は、彼のドラッグや酒への依存を克服して復活を告げる作品といわれています。その間、1980年代から1990年代初めにかけて多くの友人や知人などをエイズで亡くします。1992年以降、シングルの収益で設立したエイズ患者救援者団体、「エルトン・ジョン・エイズ基金」(Elton John AIDS Foundation)に寄付していきます。この団体の本部はアトランタ市(Atlanta)にあります。

アンゴラのルアンダにて

1994年には、作詞家、ティム・ライス(Time Rice)と共にディズニー映画「ライオン・キング」(Lion King)の音楽を担当します。このアニメ映画の中で、世界で最も売れたサウンドトラックとなっているのが「愛を感じて」(Can You Feel the Love Tonight)です。この曲はグラミー賞(Grammy Awards)最優秀ポップ男性ボーカル賞とアカデミー歌曲賞を受賞するなど高い評価を受けます。19 98年にはナイトの爵位を授与されます。2000年にはミュージカル「アイーダ」の作曲でトニー賞作曲賞も受けます。

数々の曲を作っては歌っています。「Your Song」、「Goodbye Yellow Brick Road Lyrics」、「Don’t Go Breaking My Heart 」などクラッシックのバラードをして稀代の歌手、作曲家としての評価を樹立していきます。とりわけ、1997年9月のダイアナ元妃 (Diana, Princess of Wales)の葬儀では追悼歌「Goodbye England’s rose」を歌い、そのCD「Candle in the Wind」は全米、全英で3,300万枚の史上最高の売り上げとなった曲です。

ダイアナ元妃 の葬儀で