心に残る名曲 その百九十一 日本の名曲 滝廉太郎と「荒城の月」

西洋音楽黎明期の代表的な作曲家の一人が滝廉太郎であるとWikipediaにあります。1890年に15歳で東京音楽学校に入学し、本科をへて研究科へ進みます。そしてピアノ奏者となります。1900年に聖公会博愛教会にて洗礼を受けます。

1901年、文部省派遣留学生として、ドイツのライプツィヒ王立音楽院(Hochschule fur Musik und Theater Felix Mendelssohn Bartholdy Leipzig)に入学します。そこでピアノや対位法を学びます。音楽院に入った2か月後に肺結核により、1年後には帰国を余儀なくされます。そしてわずか23歳にて夭折します。文部省中学唱歌となる「荒城の月」、「箱根八里」は特に有名です。その他、「花」、「お正月」、「鳩ぽっぽ」、「雪やこんこん」などがあります。

1900年に発表された「春のうららの隅田川」という曲は「四季」のうちの1曲です。素晴らしい伴奏が響きます。その楽譜の初頭で、滝は西洋音楽の模倣を脱し、日本人作曲家として「芸術歌曲」を創出してゆく自覚を喚起しているといわれます。ほとんどの作品が歌曲です。滝は、山田耕筰らとともに西洋音楽理論を用いて創作を試みた最初期の作曲家といわれます。

箱根旧街道

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