ヨセミテ国立公園での休暇 その1 大規模な山火事が

「心に残る名曲」は少しお休みします。

今、カリフォルニア州の東側に広がるヨセミテ国立公園(Yosemite National Park)は、再び大規模な山火事に見舞われています。私は家族とでヨセミテ公園で一週間の休暇を楽しみました。山火事が発生する前の7月1日から6日の間です。この時期を選んだのは、ボストンにいる長男で、集まった13名の一族が生活するロッジを予約できたからです。ここで3食の食事を作り長閑と過ごすことができました。

ヨセミテ公園に行くにはサンフランシスコで車で4時間、ロサンゼルスからは約6時間のところにあります。マリポサ郡(Mariposa)及びトゥオルミ郡(Tuolumne)にある自然保護を目的とした国立公園です。ヨセミテ公園は、スペイン語で「雪の山脈」と呼ばれるシエラネバダ山脈(Sierra Nevada)の中央部に位置し、公園の面積は3,081平方キロメートル。ちなみに日本で最も広い大雪山国立公園は2,268平方キロメートルです。Yosemiteとはネイティブ語で「灰色熊」という意味だそうです。ここには年間350万人以上が訪れるのですが、そのほとんどが集まるのは、公園全体の1パーセントにも満たないヨセミテ渓谷(Yosemite Valley)です。私たちが泊まったロッジから車で一時間のところです。

1984年に世界遺産に登録され、急峻な白い花崗岩の絶壁、数百メートも流れ落ちる多くの巨大な滝、谷間を流れる澄んで冷たい大小の川、ジャイアントセコイア(Giant Sequoias)の巨木の林、生物の多様性によって、世界的に知られることとなります。公園全体の約95パーセントは原生地域に指定されています。