フランスの作曲家、シャルル・グノー(Charles Gounod)の作品にドイツの文豪ゲーテ(Johann Wolfgang von Goethe)の劇詩「ファウスト(Faust)」第1部に基づく同名のオペラがあります。
老学者ファウストが自分の書斎で、人生をかけた自分の学問が無駄であったと嘆きます。そして服毒自殺を図るのですが思いとどまります。そこに悪魔メフィストフェレス(Mephistopheles)が現れ、 ファウストの望みを聞くというストーリーです。このオペラで歌われるのが「兵士の合唱」です。
グノーの作品に合唱曲として「賛歌と教皇の行進曲」があります。バチカンの国歌(National Hymn of Vatican)ともいわれます。彼の作品は、優雅でやさしい旋律、色彩感に満ちたハーモニーを伴った音楽といわれます。フランス近代歌曲の父とも呼ばれ、は今日も広く愛されています。バッハのクラヴィアを援用した「アベ・マリア」の作曲でも知られています。