アメリカの学校は今  その二 新しい教育プログラムと留学

images-1 images 2012-03-21-staibworldschoolpageimage現在、新しい教育プログラムを提供する高校が日本で増えています。それは国際バカロレア・プログラム (International Baccalaureate: IB)です。16歳から19歳を対象としたプログラムであり、二年間の所定のカリキュラムを履修し、最終試験にて一定程度の成績を収めると、国際的に認められる大学受験資格 (国際バカロレア資格)が得られるというものです。

今、国内には28の高校がこのプログラムを提供しています。我が国でIBプログラムが始まったのは1979年。多くは私立の進学校、大学附属校、国際高校などです。こうした高校は国際バカロレア認定書(Diploma)を取得させることをうたい文句にして、生徒を集め海外の大学への進学を促進しようとしています。

世界中の多くの大学が、 IB取得を入学選考の対象にしています。アメリカのほとんどの州立大学や私立大学、イギリスのケンブリッジ大学、オックスフォード大学もそうです。日本でもすでに多くの大学が、 IB資格の点数を推薦入試に利用しています。国際基督教大学、上智大学、早稲田大学、筑波大学、慶應大学、東京大学、北海道大学など306校が海外のIB取得者に入学の門戸を開きました。

先日のUS Education Fairで、ウィスコンシン大学のブースにやってきた高校生が、どの位のIB得点が必要だろうかと問い合わせてきました。ウィスコンシン大学システムにある13のキャンパスはすべてIB取得を選考の基準の一つに含めています。大学によってIB資格の点数は異なりますが、超一流大学では45点満点中、35点から40点以上は必要といわれています。

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