箴言(Proverbs)31章10節にはデボラ (Deborah) は高貴な妻であり、士師記 (Judges)章5節には、ララピドス (Lappidoth)の妻であり預言者であると記されています。デボラはカナン(Cannan) の王ヤビン(Jabin)がイスラエルを統治していた頃の士師であるともいわれます。
あるとき、デボラはイスラエルの将軍バラク(Barak)に神がバラクがナフタリ(Naftali)とゼブルン(Zebulun)の部族を率いてセビンの軍隊を撃つように求めていると告げます。そして次のように言います 「セビンの将軍シセラ(Sisera)をおびきだすので、バラクは待ち伏せすればよい」(士師記4:6-10)。
士師記5章7-10節には次のように記されています。
「イスラエルには農民が絶え、かれらは絶え果てたが、デボラよ、ついにあなたは立ちあがり、立ってイスラエルの母となった。人々が新しい神々を選んだとき、戦いは門に及んだ。わたしの心は民のうちの喜び勇んで進み出たイスラエルのつかさたちと共にある。主を賛美せよ。」
そしてデボラはいいます。
「どのような知恵もどのような叡智も勧めも主の御前には無に等しい。戦いの日のためには馬が備えられるが、救いは主による。」
箴言の最終章である31章で、作者はデボラを次のような詩で飾ります。
高潔な妻、(Virtuous wife)、宝石以上の尊い女性、(Her worth is far above rubies)、貧しい者への慈悲(She stretches out her hand to the poor)、知恵ある言葉の持ち主(She opens her mouth with wisdom)、家事をとりしきる妻(She looks well to the ways of her household)。
デボラは「蜂蜜」という意味で、聖書には「イスラエルの母」と記されています。建国の父とか中興の祖と同じように尊敬の念がこめられています。
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